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SEだった私がネイリストになったきっかけ(生きやすい仕事を見つける)

ネイリスト

私の今の本業はSE(システムエンジニア)です。
以前はネイリストが本業でした。

あれ?タイトルからすると、SEから転職して今ネイリストなんじゃないの?と思った方もいらっしゃるかと思います。
SE→ネイリスト→SE(今ココ)
なのです。

今回は、SE→ネイリストの部分をお話ししようと思います。

また、SEでも無い、ネイリストでも無い方であっても、仕事で悩んでいる方には共感いただける部分があるかもしれません。

 

 

新卒でSEに

私は大学を卒業後就職しました。大学では、理系で情報系の学科でした。
大学3年の終わりころから就職活動が始まり、非常に悩みました。
“自分は何がやりたいのか”

私は、子供の頃から“将来の夢”がありませんでした。
すごく小さい時はあったかのかもしれませんが(覚えてない)、小学校高学年頃からは無かったのを覚えています。

“あの仕事は給料安いって聞くから嫌”
“あの仕事は激務らしいから嫌”
“あれは有名にならないと仕事にはならないな”
とか思ってたんですよね。
小学校高学年にもなれば、考え方も現実的です。
あと、そもそも知ってる職業の種類が少なかったですね。

小学校の卒業の頃ですかね?何かに、“将来就きたい職業”みたいなのを書かないといけなくて、何人かが書いてた職業を真似して書いたのも覚えています(笑)

そして、大人になったら、やりたいこととか仕事とかって見つかるものだと思ってました。
新聞も大人になったら読むものだと思ってた。
でも、見つかりませんでした。(新聞は今も読んでいません。)

やりたいこと・なりたい職業って探さないと見つからないんですよね。いろいろ経験したり話を聞いたりしないと見つからない。
(たまたま近くに、自分が興味の持てることをやっている人がいればそんなこともないかもですが。)

そんなわけで、就職活動を始めてから考えても答えが出るわけもなく、理系で情報学科→SEというよくある道を選んだわけです。プログラミングも結構好きだったし。

あ、ちなみに“情報学科”を選んだのはほぼ“消去法”です(笑)

数学・物理・化学…どれもそんな興味ない。高校では“情報”って授業には無かった(今はあるのかな?)し、インターネットが流行り始めていた頃だったので、いいかなと思った。

あと、何なら、理系を選んだのも消去法です。
社会科(歴史とか地理)に興味が無さすぎたからか暗記が出来なくて、理系を選びました。

 

SEになってみて

SEといってもいろんな種類がありますよね。
私はインフラ系のSEです。そのため、プログラミングはほぼしません。(プログラミング好きって言っておいてw)

SEになるって決まった後も、具体的な仕事のイメージは湧いてなかった。
調べてもよく分からなかったですしね。やってみないと分からないことってあると思うので、まぁそれはそれでいいかなと思ってました。
やってみたら楽しいこと・おもしろいこともあるかもしれないし。ITはまぁまぁ好きだと思ってたし。

で、やってみて、数年やってみて、
なんか違う、楽しくない、しんどい
結構早い段階から思っていたのですが、歳を重ねれば重ねるほど違和感は大きくなっていきました。

ある人が原因でほんとに辛くてやめたくなったこともありましたが、それを察してくれた上司のおかげでそれが解決しても、やっぱり“辞めたい”という気持ちは変わりませんでした。

1日24時間のうち、8時間働いて、8時間が睡眠や食事等の時間とすると、その他の時間も8時間。
睡眠や食事時間(8時間)を除外すると、1日は16時間。16時間×7日間=112時間。
そのうち働く時間は、8時間×5日間=40時間
40÷112≒36%
人生の36%が生き辛い時間だとしたらどうでしょう?
残業すれば、割合はもっと大きくなります。

よく、“3年はやってみないと分からない”とか言う人いるけど、実際そうだった人もいるかもですが、私はそうは思わない。3年経たなくても分かることはあると思います。
でもそれも、3年以上やったからそう言えるのかもしれません。(なら結局3年やったほうがいいの?うーむ)

こんなにWordとかExcelとか使う仕事だと思ってなかった。
エンジニアなのにこんなに見積もりすると思ってなかった。
こんなにやりがいを感じられないとは思ってなかった。
こんなにマシンルームが極寒だとは知らなかった。

昔は違ったかもしれませんが、今って、“ITはあって当たり前、動いて当たり前、24時間使えて当たり前”の時代です。
そのため、トラブル無く完了しても別に褒められないし感謝されない。(極寒に耐えて作業してもそれが当たり前。)

たぶん、ITにめちゃくちゃ興味があれば、それでも楽しめた・やりがいを感じられたのかもしれません。
でも私の場合、“普通の人よりちょっとだけITに興味がある、ちょっと詳しい”程度だったのかなと。

仕事を始めると、初めて見る用語とか覚えることが山ほどあります。
が、全然覚えられないのです。

それから、自分は初めて聞いた言葉でも、周りは既に知ってたりする。
たぶん私は、周りに比べると、ITに興味が無いから情報が自然に入ってこない(=調べない)し、覚えられないのだと思いました。

子供の頃、ポケモンの名前をめちゃくちゃたくさん覚えてた人とか、好きな歌だと暗記しちゃってる人とかいたと思います。時間を忘れて夢中でやってたこととか。
好きなことって、“いつの間にか調べてる”し、“いつの間にか覚えてる”んですよね。
それができたらめちゃくちゃ強い。
そんな仕事ができたら、めちゃくちゃ生きやすい。

で、どんどんSEをやめたい欲求が高まっていったのですが、一人暮らしだし、いきなり無職になるのは怖い。でも他にやりたいことも無い。

そんな時にネイルに出会いました。

 

ネイルとの出会い

入社5年目の27歳の時。
“少し興味はあるけどやってこなかったことをいろいろやってみよう!”と思い立ちました。

その一環でやってみたことが、“ネイルサロンへ行ってジェルネイルをしてもらう”ことでした。

ジェルネイルは今ほどやっている人は多くなったと思います。でも、前から興味はあってやってみたかった。
そこで、私はOZmallというサイトでネイルサロンを探して予約しました。
あまり安いところだと心配だったし、OZmallってなんか、雰囲気のいいところとか厳選してるっぽいんですよね。なので、初めてなら安心かなぁと思って。

で、 やってもらいました。
好きな薄い紫の、グラデーションネイルにしてもらいました。

そしたら、
なんかもう感動

ネイルが好きな人なら分かっていただけるかと思います。
爪がキラキラしていて輝いてました。
あと、そこのネイルサロンのネイリストさんもとっても素敵でした!

ネイルサロンの帰り道、何度も何度も自分の爪を見て帰りました。
そしてその後も、何日も何日も、何度も何度も自分の爪を見ては、テンションが上がりました。

こんなに人を幸せにする仕事があったのか、と思いました。

そして、爪って伸びますからね。
数週間後、他のネイルサロンにも行ってみました。

そしたら、
めっちゃ熱い!

ジェルネイルとは、爪にジェル状のものを塗って、UVライトまたはLEDライトに当てて硬化する、というものです。

そして、硬化する際には、化学反応により“効果熱”というものが発生するのですが、これは、爪の薄さやジェルの厚み・ジェルの種類・ライトの出力ワット数等により大きく異なります。

そこのネイルサロンはたぶん、ジェルの厚さが厚すぎたんだと思いますね。(知識のついた今思うと)

私が熱がった時、ネイリストさんは“ジェルネイルってそういうもの”と慣れていた様子でしたが、私はかなりびっくりしました。
あと、正直いってそのネイリストさんがあまり上手だとは思えなかった…

その時に、“これ、自分でもできそう”と思っちゃったんです。

これが私のネイルとの出会いでした。

…あれ?このペースだと終わらない?
まだネイルに出会ったところまで話せてない!
まだネイリストになってない!(笑)
と、思ったけど、“きっかけ”ってタイトルにしてるからこれでいいのかな!?

またここまでで、ネイリストに興味が無い人にもオススメしたいのは、“少しでも興味があれば何でもやってみる”ってことです。
すごくお金や時間がかかることだと難しいかもしれませんが、
“案外簡単にできるのにやったことがないこと”
“近くにあるのに行ったことの無い場所”
ってありませんか?

新たな発見があるかもしれません。
新たな出会い(人・モノ・場所・職業等)があるかもしれません。
新たな気づきがあるかもしれません。

そして、こんな私の日記みたいな記事が需要があるか分かりませんが、続きもまた今度書こうと思います。
次回は、“ネイリストになろうと思ってから、ネイリストになるまで”かな?

ではまた^^

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